【第1回】データ好きがおすすめしたいプロ野球データサイトや本について【必見】【2024年版】

2024年6月3日プロ野球考察データ分析,プロ野球

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いよいよ2024年のプロ野球が開幕します。

多くの野球ファンが自身の贔屓チームの優勝を、または好きな選手の活躍を願うことでしょう。

また中には私のように野球をデータで見て楽しみたいという方もいらっしゃるはずです。


そこで今回は私のような人向けのデータサイトやブログ、記事や本についてご紹介させて頂こうと思います。

それらのサイトを通して野球をもっと楽しめることを願っています。

リンクなどは記事中に貼っているので飛んでみてお気に入りになりそうなら是非ブックマークしていってください。

一応わかりやすいようにおすすめ度と難易度を★で表しています。

おすすめ度が低いからといって悪いサイトというのではなくとっつきやすさや需要を考慮してのことです。

ご理解の程よろしくお願いします。


書いている途中でかなり文量が多くなってしまったので分割しています。

今回は第1段でおすすめデータサイトです。


※時々毒を吐いているかもしれません。

※何かをちゃんと伝えたいなら140文字では足りないという判断からXのアカウントの紹介はしません。

※動画も見ないのでYoutubeも同様です。

一応データにハマってから10年以上ネットの海を彷徨っていたので多くのサイトなどを紹介できると思います。紹介していないけどおすすめなサイトなどがあったら是非教えてください~

データサイト

1.02 ESSENCE of BASEBALL

おすすめ度★★★★☆:難易度★★★★☆

とりあえず現代のデータサイトと言えばここ。

打率や出塁率といった基本的な指標はもちろんのことwOBAやFIPといったちょっと踏み込んだ指標も当然完備。

さらに1球ごとのデータもあるため空振り率やボール球スイング率、果てはWARにUZRやUBRなども見ることができます。

現状一般人がUZRを見れるのはこのサイトだけ…のはず。しかも2軍戦のデータまで備えています。


ここまではまさに完璧…なのですが唯一にして最大のネックは細かいデータを見るためには課金が必要なこと

そもそも扱っている指標が結構マニア向けで難易度が高いので元を取るには予め本で勉強しておくことを推奨。

1軍のデータなら月/1000円、2軍も見たいなら月/2000円かかり正直高いと私ほどのデータ好きでも感じます。

後述しますがメジャーでは遥かに高度なデータを簡単にデータとしてダウンロード出来る上に無料なのと比べると…。

日本のデータもきちんとまとめてくれているのはありがたいですがデータのコピペも面倒な仕様は擁護したくない。

そもそも野球を見ること自体に月/1000円はかかるのにデータにそんなに払いたくない…

という方もいると思うので以下では無料のサイトを紹介していきます

プロ野球ヌルデータ置き場

おすすめ度★★★★★:難易度★☆☆☆☆

個人的にデータを見始めの人におすすめしたいサイトNO.1。

とにかくレイアウトがキレイで見やすく馴染みのある指標から眺めることが出来ます。

「各種指標」というところを見ればOPSやFIPといったちょっと発展的な指標も簡単にソートして見ることが可能。

正直NPBの公式より有能。なんでソートもできないん?

さらに月別の成績や他だと見にくい捕手別の防御率なども見ることができ多くの需要に答えてくれます。

しかも指標に関してどのように算出しているかの解説も軽くですがついているので非常に見やすいのもGood。

さらに2005年まで振り返ることが出来るため思い出を振り返るのにも使えるかも?

注意点としてはFIP定数が一定であることやwOBAなどはなく使われている指標がやや古いこと。

古いこと=悪いことではないですがより正確なものを知りたい場合は注意したほうがいいです。

データで楽しむプロ野球

おすすめ度★★★★☆:難易度★★☆☆☆

もうちょっと選手個人について詳しく知りたいな~という人におすすめのサイト。

オールスター以前の成績と以後の成績、またデーゲームやナイトゲームの成績などかなり細かく条件設定されています。

さらに1球ごとのデータも取っているためボール球スイング率や空振り率なども知ることが出来るのが嬉しい。

コース別の打率なども見ることができじっくりこのサイトで該当選手を調べればその選手の9割は知ることが可能です。

非常に高い網羅率に加え2011年まで遡ることが出来るなど過去の記録を知りたいときにも有用。

ただし数値が羅列される形式という点と各項目の順番が変に感じる(打席数が後ろの方にある)部分はやや慣れが必要です。

それでも非常におすすめなサイトです。

NPB Data Visualization

おすすめ度★★★☆☆:難易度★★☆☆☆

その名前の通りデータのビジュアライズにこだわったサイト。

見ればわかりますが球速帯やよく投げる場所、カウント別の球種の割合なども網羅できます。

打者も打球方向はもちろんのことどのあたりを見逃してファウルにしているのかなども見ることが可能。

さらにオープン戦などの非公式戦もまとめているのもマニアな人には非常に嬉しいです。

ただ数字が多いわけではないのでパッと判断するにはいいですが具体的にどうという議論はややしにくいかも。

そのあたりは数値量が多い「データで楽しむプロ野球」などを利用して並行して見るのがおすすめ。

どうでもいいがトップ画の子がかわいい。女の子?それとも男の娘?

プロ野球データFreakプロ野球Freak

おすすめ度★★★☆☆:難易度★☆☆☆☆

基本指標から少し発展的な指標まで取り揃えているサイト。

特筆したいのが2軍成績も収集してくれている点で非常にありがたいです。

他にも姉妹サイトで観客動員数や貯金の推移や先発投手の成績などもサクッと見ることが出来ます。

唯一にして最大の欠点がソートが出来ないこと。

また指標もちょっと古めなので数値をコピペした後は自力で計算するのもいいかもしれません。

コピペがしやすいのは大変嬉しいです。

ぼーのの日記

おすすめ度★★★★★:難易度★★★★★

1球速報からWARまでをも算出している偉人のサイト。

2軍成績も見ることが出来る上無料、さらにアプローチ指標も完備しています。(すごい

私のようなマニアには大ウケなのですが如何せん指標がかなりはっきりした理論に基づくとはいえマニアック。

UZRではなく区別のためTZRという言い方をされていますしxPVも恐らく予測はできてもほとんど聞いたことはない指標のはずです。

ただ指標の意味とその強固性を理解できると非常に楽しむことが出来るサイトなのは間違いないです。

理解するまでは大変かもしれませんがBaseball savantよりはマシなので解説を見ながら理解していけるといいのかなと思います。

解説記事も大変面白いのでそちらもおすすめです。

日本プロ野球RCAA&PitchingRunまとめblog

おすすめ度★★★★☆:難易度★★★☆☆

選手個人の詳細と言うよりはチーム単位ではどうなのかというのを調べるのに適したサイト。

ボール球スイング率などの細かいデータは無いですが選手の年度ごとの変化を追うにはうってつけです。

各年の傑出度を算出しているため統一球時代のような天変地異が起きても公平に選手を見ることが出来ます。

特に1990年以降は投手も野手も一覧でWARがどれぐらいあったのかなどを見ることが出来るため過去の分析にも使えます。

しばらく更新されておらず(2022年以降のデータがない)、管理人の音沙汰もないので心配ですが非常に有用です。

過去にコラムなど積極的に書いていてそちらも興味がある人は非常に興味をそそられる内容ですのでそちらも是非。

NPB STATS

おすすめ度★★★☆:難易度★★★★★

こちらも選手の細かいデータと言うよりは年度ごとの変化やWARを追うことに長けたサイト。

なんと1936年までの選手を遡ることができWARなども算出しています。

通史的なオールスターなどを決めたいときはこのサイトを利用すると基準も一定のためいいかもしれません。

傑出度もwRC+はもちろんのことBABIP+や盗塁成功率に至るまで算出されているため通史的な網羅性では言うことなしです。

ブログも守備の取扱いに関して非常に参考になるのですが悲しいことにコメントが荒らされていてしまっています。

またデータ量が多いのかちょっと重いので使う機器を選ぶかもしれません。

日本プロ野球記録

おすすめ度★★★☆:難易度★

こちらも1936年まで振り返ることが出来る希少なサイトの1つ。

WARといった発展的なデータはないですがその分基本的な指標がしっかりしていて見やすいです。

またその年の投手・野手の成績を一覧にして見ることが出来るのは何気にかなり便利です。

また通算安打数などもランキングとして見ることができその数も多いので色々と見てみるのもおすすめ。

試合ごとの結果も見ることが可能で昔の試合に思いを馳せる事も…。

地味に各年のチームごとに寸評が書かれていて管理人の熱意を感じざるを得ません。

BASEBALL REFFERENCE

おすすめ度★★★☆:難易度★

MLBおすすめサイトその1。

最も基本的なサイトで英語がわかるなら簡単にとっつけます。

基本的といいつつ指標はそれなりに揃えておりWARから打球特性までサクッと知ることができ便利。

もちろん日本選手も完備しているどころか19世紀の選手までも網羅しておりMLBの歴史の長さを実感します。

またMLBだけでなくNPBやKBOまで閲覧可能で歴史だけでなく国を超えてなんとも手が広いことです。

FANGRAPHS

おすすめ度★★★:難易度★

MLBおすすめサイトその2。

最近話題のStatcastのデータまで見ることが可能でMLBの選手をまるで丸裸のように出来ます。

当然のようにアプローチ系の指標もわかるほかUZRに加え併殺を阻止することによって得た得点までもわかります。

MLBのファンがデータを見るならこのサイトが年度ごとで見るなら1番かも?

また自分で好きなようにビジュアライズも可能で年度ごとのwOBAの推移やある年のゾーンごとのスイング率もわかりやすく表記可能です。

なんて素晴らしいサイトなんだ…。

↓は大谷選手の通算でのスイング率(簡単に2023年に限定することも出来ます

データだけではなく分析においても大手で連日分析された記事が投稿されます。

英語という高いハードルはありますがハマる人はどっぷり浸かることが出来ます。

Baseball savant

おすすめ度★★★:難易度★

MLBおすすめサイトその3。

おすすめ度もトップで難易度も圧倒的トップなディープな野球ファンのためのサイト。

Statcastデータが非常に充実しており打球系の指標はもちろんのことSprint SpeedやPop timeといった守備・走塁系も万全。

投手に至っては球の変化量や回転軸に至るまで見ることが出来ます。

流石はアメリカ…スケールが違う。

またそれだけではなくPitch Reportという形でサクッとまとまった形にもしてくれる上に映像までつけてくれます。

↓は大谷選手の2023年の各球種の変化量。どれだけ各球種の間で差があるのか一目瞭然。

しかもなんとそれらのデータをダウンロードすることが出来るため自分で分析することすらも可能です。

日本も早くこのレベルにまで来て欲しいなあ…。


冒頭にも書きましたがかなり内容が多くなってしまったので分割しています。

第1段は書いた通りおすすめデータサイトでした。

次回はデータサイト以外のおすすめのブログなどの紹介をさせていただければと思います。

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第2回及び第3回は下からどうぞ