【後編】防御率堂々の1位 レオの投手陣の前半戦を採点する
今回は前回と同じくライオンズの投手陣の各個人の採点、および簡単な寸評をしていきたいと思います。
・採点方法
・今井達也
・髙橋光成
・増田達至
・宮川哲
・隅田知一郎
・松本航
・佐藤隼輔
については前回解説してるので気になる選手がいれば前回の記事をどうぞ~。
各選手ごとの項目は
選手名(目次)
①大まかな成績
②点数
③寸評
という形式になります。
順番は背番号順、20イニング以上の選手を対象にします。
お好きな選手から見てみてください。
※成績・点数は7/26時点のもの
※平良・本田・水上選手は29日の試合も含まれてます
#25 平井克典
①防御率2.42 23登板 5勝5敗2H 52in 27奪三振 16四球 K/BB 1.69
②50点
③防御率の割には低得点。というのも三振が非常に少なく内容がかなり悪いためだ。
細かい内容を見てみても空振り率・ゾーン率は自己ワースト。
一応先発では5回2失点以内におさめる好投をしてきたが14三振13四球と安定感に欠けてしまっている。
投げれても6回までで救援陣に間違いなく負担になってしまう、内容もぱっとしないのであればできれば救援で起用したい。
隅田選手の状態次第ではあるがなるべく早めにスイッチしたいところ。
佐藤選手に関しては中継ぎで起用するなどといったうわさもあるが、2人で6回を投げるというのも面白いかもしれない。
#26 佐々木健
①防御率2.01 29登板 2勝0敗4H 22.1in 18奪三振12四球 K/BB 1.50
②72点
③色々な意味で散々だった昨年と比べ今年は1軍で居場所を確立。
内容に関してはもう少し欲しいところではあるが今のところは貴重な左腕として頑張っている。
コーチから「シュートは投げれないか?」という言葉を受け実際に15%以上投げるなど努力した成果が出た。
左にチェンジアップを投げれる貴重な左腕で左に対しては右と比べ被打率は7分もよい。
出来ることならドラフト2位というのもあるので1イニングを任せたいが、まずはこつこつと積み上げたい。
#28 森脇亮介
①防御率1.57 30登板 1勝1敗7H 28.2in 23奪三振 5四球 K/BB 4.60
②61点
③中継ぎでイニングが伸びなかったため内容の割には点数が低いが内容は上も上。
K/BBは救援陣の中では増田選手に次ぐ数値。
制球・キレともに安定した内容で便利屋に近い扱いなのがもったいないほど。
フォークはもちろんカーブも安定しておりプロ通算でもほとんど打たれていない魔球。
いい意味で森脇選手がもったいない使い方になるよう他の救援陣も奮起したい。
#42 ボー・タカハシ
①防御率1.46 21登板 0勝0敗1H 24.2in 23奪三振 13四球 K/BB 1.77
②50点
③防御率もよく理想の敗戦(勝戦)処理のように見えるが点数は振るわず。
というのも奪三振能力は言うことないのだがいかんせん四球が多いためだ。
もちろん低年俸の選手なので数年後も見越しているはず。
そういう意味ではよく頑張っているといえる。
今後は経験を積みつつ、直球の安定性・チェンジアップのキレを高められるとよさそうだ。
#44 與座海人
①防御率2.44 12登板 7勝3敗 66.1in 38奪三振9四球 K/BB 4.22
②67点
③前半戦の投手MVPともいえる活躍をした與座選手だが点数は微妙。
というのも昨年もそこそこ投げて貢献していたため。
またフライが非常に多いわりにリスクが低い内野フライが少なく今後の被弾増加が懸念されるというのもある。
ただ昨年に比べて成長した部分も多くすべてがフロックではない。
特に直球の球速は2キロアップし3分2以上の確率でストライクを取れる軸となる球に。
ボール球スイング率も異常といえるまでに高い。
変化球に関してはまだスライダー以外有効活用しきれてないので伸びしろもある。
相手も左を並べるなど対策をしてくるだろうがシンカーなどを活用し乗り越えていきたい。
#45 本田圭佑
①防御率1.59 29登板 3勝1敗13H 34in 27奪三振 8四球 K/BB 3.38
②85点
③オールスターに選ばれたレオの本田圭佑は点数もかなりのものに。
詳しい内容は前の記事に書いたのでここでは詳しく書かないが與座選手とともに大きく球速が伸びた選手。
それにともない内容も劇的に改善し勝ちパにも入ってきた。
2軍で苦戦していた時から見ていたので感慨深いものがある。
詳しいことは以下の記事で。
#61 平良海馬
①防御率1.85 46登板 1勝3敗28H 43.2in 59奪三振17四球 K/BB 3.47
②70点
③最近はちょっと打たれているがそれでもライオンズの中では最強投手の座は譲らない。
K%・BB%ともにきちんと改善し、明確な成長を毎年見せるかなりレアな選手。
今年の成長要素はフォーク…見せかけてカット。
空振り率・ゾーン率などほぼ全てにおいて最強クラスに。
直球ももうそこまで話題にならないが球界でも最高クラスであることは言うまでにもない。
フォークに関してもかなりのものだが2本の被弾がフォークであるなどまだ伸びしろあり。
空振り率は現時点でも1番なのでものにした時に平良選手がどうなってしまうのか…今から楽しみだ。
#69 水上由伸
①防御率0.69 40登板 3勝1敗22H 39.1in 26奪三振12四球 K/BB 2.17
②92点
③今回の採点では最高点を獲得。
K/BBはそこまででもないがゴロ率62.5%という圧倒的な打球管理力で相手を制圧する珍しい選手。
そのため被弾も0、内野フライ率23.5%とまともに外野に飛ばさせない。
配球としては昨年に比べ直球が少なくスライダー・シュートが増加。
スライダー・シュートの被打率はともに.150以下と相手はまともにとらえさせない。
心臓が強いという話もあるように、Clutchという勝負強さを示す指標があるがそちらでもチームトップクラス。
内容も厳しい場面ほど改善しているように見える。
育成5位という本当の意味での最下位からここまで這い上がるというのは称賛・絶賛するしかない。
#92 エンス
①防御率2.31 14登板 6勝5敗 78in 54奪三振28四球 K/BB 1.93
②77点
③3A最強投手として加入したエンス選手の前半戦は及第点以上。
1軍登板以降コロナなどの離脱もなく安定してローテを守ったことは特筆に値する。
正直序盤は微妙な投球も多かったが5月以降は46奪三振17四球と内容も大幅に改善。
特に古賀選手とのペアで活躍し防御率1.73 K/BB4.16と抜群の内容。
決め球が微妙になく粘られイニングが稼げないこともあるが制球がよく安定して試合を作る。
直球でもう少し空振りを取れるようになればさらなる無双も期待できるだろう。
まとめ
ここまで見てくださりありがとうございました。
正直初の試みだったので点数化がうまくできたかどうかは定かではないですが個人的には面白かったです。
この記事を通してライオンズの投手陣についてより知っていただけたのなら嬉しいです。
ついに首位になりましたがシーズンはまだまだ続きます。
今後も投手陣にはこの調子を維持し、優勝できるよう頑張って欲しいですね。
今回の採点に関しては下にまとめました。
ご興味があれば見てみてください。
では今回はこの辺で。
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Player | ① | ② | 合計点 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
水上 由伸 | 36 | 56 | 92 | |||
本田 圭佑 | 32 | 53 | 85 | |||
増田 達至 | 32 | 48 | 80 | |||
宮川 哲 | 29 | 50 | 79 | |||
髙橋 光成 | 43 | 35 | 78 | |||
D・エンス | 40 | 37 | 77 | |||
佐々木 健 | 28 | 44 | 72 | |||
隅田 知一郎 | 38 | 34 | 71 | |||
平良 海馬 | 40 | 31 | 70 | |||
佐藤 隼輔 | 31 | 36 | 67 | |||
與座 海人 | 31 | 36 | 67 | |||
松本 航 | 39 | 24 | 62 | |||
森脇 亮介 | 29 | 32 | 61 | |||
平井 克典 | 30 | 23 | 53 | |||
ボー・タカハシ | 25 | 25 | 50 | |||
今井達也 | 30 | 18 | 48 |
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