【ドラフト】2021年ドラフト会議でライオンズが指名するべき選手は誰か? ③直前編【ドラフト2021】
以下一部敬称略
ついにドラフト会議まで1日となりどの選手が指名されるのか、予想などが活発になってきましたね。
このブログでも2回ほどライオンズが指名したい選手を紹介してきました。
①2021年ドラフト会議でライオンズが指名するべき選手は誰か?
https://l-data-daily.com/?p=154
② 2021年ドラフト会議でライオンズが指名するべき選手は誰か?
https://l-data-daily.com/?p=273
ただその時は大学生の秋のリーグがなかったことや志望届の期限がまだ締め切られてなかったこともあり現状とは諸々と状況が変わりました。
特に隅田選手をドラフト1位に公言したのが大きなイベントでしたね。
また私自身も色々と調べて面白そうな選手を発掘できたので直前になりますがご紹介したいと思います。
全部で30人ほどになってしまったので目次を用意しました。
気になるポジションから見てください。
また前回までの記事でライオンズが指名したいポジションについてやどの順位で高校生を指名すべきなのかなどを議論してきた(ドラフト理論)のでそれを基に順位などを予想をしています。
なので冒頭では大まかに指名の方針はどうすべきか説明した後に各選手についてご紹介したいと思います。
もう今までの記事で知ってるよという方は飛ばしてください。
ドラフト理論
まずは野手の指名について解説します。
取っているデータが8年前からなので高校生にとって不利なのは間違いないですが、
基本的に大学生や社会人の方が優秀な成績を残しやすいようです。
僅かに山のある4位までは指名してもいいかもしれません(実際上林選手などがいる)が5位以下は高校生野手を指名するのは避けたほうがよさそうです。
実際にここ8年間の下位指名選手(5位以下)で活躍できたのは
・井上選手(ロッテ・社会人・5位)
・杉本選手(オリックス・社会人・10位)
・阿部選手(中日・社会人・5位)
・糸原選手(阪神・社会人・5位)
・西野選手(オリックス・社会人・7位)
・佐野選手(横浜・大学生・9位)
・西川選手(広島・社会人・5位)
とほとんどが社会人の選手しかおらず
高校生野手の下位指名の成功はかなり難しい
といえます。
元々野手の方が高校生で指名されやすくその中から残った選手を指名するより年齢で避けられた選手の方がポテンシャル自体はあるということなのかもしれません。
大学生も5位以下はかなり成功例が少なく、なぜか余ってしまった選手を指名する以外は避けるべきでしょう。
これらからドラフト理論として野手は
・基本的に主力とする選手は4位までに獲得すること
・5位以下で欲しいならできるだけ社会人の選手を獲得
という風にまとめられます。
それぞれの年齢ごとにまとめると
高校生ー
1位に推せる選手がいるなら1位で
最低限4位までに指名すること
5位以下で指名は厳禁
大学生ー
高校生と同じ
なるべく4位までに指名
社会人ー
比較的下位でも活躍する選手が多い
上位では大学生・高校生を優先すべきだが指名自体はアリ
一般にペナントレースでは投手よりも野手の影響が大きいため、下位で投手を当て上位で野手を指名できる環境を作ることが大切と言えます。
特に野手は投手に比べ時間がかかる(野手が高いWARを記録するのは2~3年後からが多い)ので主力が元気だとなかなか指名する気にならず、投手に行ってしまうかもしれません。
しかしそのつけは数年後に確実に、ボディブローのように効いてきます。
野手は毎年上位4人のどこかでできれば2人ほどは毎年指名をするべきといえるかもしれません。
次に投手の指名についてです。
同じような図を見てください。
野手と異なる点はどの順位でもぼちぼち活躍する選手がいることです。
また野手と異なり高校生投手は下位の指名でも活躍する選手が多いです。
特に4位以下の指名は大学生・社会人に負けておらず、高校生が活躍しにくい区切り(最近8年の結果なので高校生は成長しきっていない選手も多い)であることを考慮すると
下位での高校生指名は思いのほか有望と言えます。
もちろん大学生と社会人も負けておらず、下位でも活躍できる選手は獲得できますから投手はなるべく上位がいいですが、下位でもそこまで問題がないといえます(社会人は4位以下が少し弱いですが)。
スカウティングが高校生ほどガバいということなのかもしれません。
野手と同じようにまとめて法則にすると
高校生ー
下位でも上位指名並みに活躍できる選手もおり、上位指名のリスクが高め
大学生ー
1位は大活躍が期待できるが他は割とどこで指名しても変わらないためどこでも指名できる
社会人ー
どこでも指名できるができれば3位以上で獲得したい
となります。
投手は野手よりも数が必要(投手はローテに6人・中継ぎ7人必要、野手はレギュラー9人そろえば十分戦える(例:2019西武))なため上位で高い稼働力の選手を獲得するのも手ではありますが、
下位で多く指名し数の確保をすることが大切なのかもしれません。
ライオンズが指名したいポジション
それでは次にチームの状態を確認し、強みと弱みを確認していきます。下の図を見てください。
この図は各ポジションごとに戦力を評価したもので
上に出ているポジションほど強み、
下に出ているポジションほど弱みとなっています。
これを見ると概ね以下のことが言えます。
- ショート・捕手は圧倒的な強みで走塁もプラス
- セカンドとファーストも悪くはなく指名打者も弱みになっていない
- 投手は先発・リリーフ問わず穴
- 外野は3ポジションすべて大穴
- 中村選手が主に守るサードも弱み
語弊を恐れずに言えば源田・森with外崎・山川選手のチームといっていいです。
このため補強の優先度としては投手、外野、サードが大きな候補となります。
しかしドラフト会議は年齢や利き手、打席の左右も指名な大きな要素となります。
そこで強みと弱みだけでなく年齢層も確認しましょう。以下の図を見てください。
この図は各ポジションとその年齢を表した図で、
ここから概ね
- 若い投手が多いがその大半が右投手
- 捕手は22歳以上が大半
- 内野は全体的にバランスがいい
- 外野も22歳未満は左打者が大半
というところが挙げられます。
このためバランスを考えた場合
・若い(できれば高校生~大学生)左投手
・それに高校生の捕手
・右打者の外野手
が指名の大きな候補となります。
しかしこの年齢層は1軍戦力なのかどうかをあまり考慮しておらず、実態の戦力図とは差異があります。
なので1軍の戦力なのか、それとも育成枠なのかを考慮した年齢層も見ていきます。
これを見ると全体的に1軍の主力といえる選手が、投手にしても野手にしても高齢化していることがわかります。
チームの強みともいえる捕手と内野も主力はほとんどが25歳以上であり、
森・源田・外崎・山川選手のFAが近いことを考慮するとこれらのポジションも投手や外野ほどではないですが
十分に補強したいポジションといえます。
以上のことからドラフトで指名したいポジションと年齢をあげると
- 即戦力の投手(特に左)を複数
- 高校生の捕手(森選手の後釜)
- 即戦力の外野手(できれば右)
- 将来のレギュラー候補の内野
というところが挙げられます。
特に優先度としては投手と外野の即戦力、
ついで森選手の後釜の高校生捕手と言えるでしょう。
先程ご紹介したドラフト理論も踏まえると4位までに2人ほど有望な野手を、5位以下の指名では高校生投手や社会人外野手を指名したいです。
なので補強ポイントを踏まえた指名は昨年と同じように7人を指名するとすると(投手は赤・野手は青)
1位 大学生or社会人投手or即戦力外野
2位 高校生捕手or即戦力外野 1位が野手の場合投手
3位 大学生or社会人投手or将来の内野・外野(大学生以上)
4位 高校生or大学生投手
5位 社会人野手
6位 高校生投手
7位 大学生投手
育成指名(本指名と合わせて10人ほど)
・基本的に投手(特に高校生多め)
・余ってしまった大学生・社会人野手
・独立リーグの選手
1位指名に隅田選手を公言したことを踏まえると1位では十中八九投手だと思われます。
なので4位までに有力野手を確保したいことを考えると2位と3位では(有望な選手がいれば)野手を指名したいところです。
ただ今年は野手は不足という評価でもあるので全体で即戦力系の選手を2名ほど獲得できると昨年の指名とのバランスが取れると思われます。
選手紹介の雛形
選手の紹介は以下のような形で大まかにはやろうと思います。
本当は動画もつけようかと思ったのですが元からかなり長いので断念しました。
不親切ですが気になった選手は是非Youtubeで検索して見てください。
また順番は関係なく、まとめた順です。
予想指名順位も勘なので「ほーん」ぐらいで受け取ってください。
選手名 ポジション 年齢など
①大まかな特徴
②成績(https://draftrepo.blog.fc2.com/を参照)の紹介
③筆者の見解
④予想指名順位
ちなみに紹介する選手は投手では三振と四球が、野手では長打力と三振の少なさや四球の多さがプロで活躍するために必要な能力と推測されています。
気になる方はこちらの方のnoteを見てみてください。(https://note.com/baseball_namiki/)
なので基本的に紹介する選手は投手はK/BB(三振数を四球で割ったもの)がいい選手
野手は長打力があり三振が少なく四球が多い選手を選出しています。
投手
高校生
秋山 正雲(二松学舎大付)
①身長170cmと小柄ながらもサウスポーから気迫の投球
②21夏予選
32.1イニング 39三振 6四死球 K/BB 6.50
③甲子園で完封もしたキレ良し左腕。
三振がとんでもなく多いわけではないが制球が基本的に安定。
MAX146キロとそこまで速いわけではないが目立った欠点なく体が大きくなると面白い。
④予想順位5位~
石田 隼都(東海大相模)
①躍動感のある長身左腕(183cm)
②甲子園通算成績
41.1イニング 58三振 5四死球 K/BB 11.60
③春の甲子園で大活躍をした高校生でもトップクラスの左腕。
MAXは146キロとそこまでではないが投球術が光り、何より制球がいい。
制球そのままに球速が5キロアップすれば球界を代表する投手になれる。
身長も高く伸びしろがありそうなのもGood。
④ 予想順位3~
木村 大成(北海)
①MAX150キロの伸びのある直球◎
②21夏予選
27イニング 53奪三振 10四死球 K/BB 5.30
③前者2人に比べ上位の球威を誇るのが特徴。
制球もそこまで破綻がなくフォームも癖がない。
スライダーの曲がりがやや大きく高校生相手には無双した。
ただその分プロのゾーンとは合わない可能性も。
小さい変化球を覚え変化球で安定したカウントが取れるならプロでも十分活躍できそうだ。
④ 予想順位3位~
黒田 将矢(八戸工大一)
①長身(188cm)からのフォークボーラー(右投手)
②21夏予選
10イニング 12奪三振 2四死球 K/BB 6.00
③長身から放たれる落差のあるフォーク。
キレのあるスライダーは高校生を圧倒。
MAX149キロ出るがどちらかというと変化球が目立つ。
身長もあり球速が安定すれば千賀選手のような奪三振マシーンになれるかも?
④ 4位~
竹山 日向(享栄)
①回転数抜群の直球はまさしく非凡な好右腕
②21夏予選
14.2イニング 20奪三振 2四死球 K/BB 10.00
③今年のドラフト候補トップクラスの球の回転数が大きな魅力。
平均球速も147キロと高校生とは思えないほど。
また変化球もよく、低めをよく振らせられる。
総じて完成度は高いが直球の横変化が大きい、球速が不安定といった課題もある。
小園選手などに隠れているが高校生右腕の中では個人的にトップクラスに推している。
https://hiros-lab.com/draft2021_4seam_movement/
④ 2位~
深沢 鳳介(専大松戸)
①完成度の高い右サイドハンド
②甲子園通算成績
20.1イニング 20奪三振 3四死球 K/BB 6.67
③サイドハンドから放たれる右打者へのスライダーは高校生にとってはまさしく死神。
直球とのコンビネーションもよく外へよく制球ができている。
また左相手にもビシッと低めに落とすことができるかなり高い完成度を誇る。
あと球速が5キロ上がれば若いころの十亀選手のような魅力のある投球ができそうだ。
④ 4位~
松浦 慶斗(大阪桐蔭)
①大きく・そして速いBIGな左腕
②21夏予選
23イニング 20奪三振 4四死球 K/BB 5.00
③ビタビタではないがしっかりコースに決められる制球力。
加えて威力のある直球と身長が大きいわりに完成度が高い。
まだまだ色々と伸びる投手だと思うので渡邉勇太朗選手のようにじっくり育成できればBIGな左腕として君臨してくれそう。
④ 4位~
市川 祐(関東第一)
①ゆったりしたフォームからビックリ150キロ
②21夏予選
27イニング 30奪三振 6四死球 K/BB 5.00
③MAX152キロの球威のある直球。
それに加え変化球も全体的に安定でほとんどの球でストライクを取れる。
前日120球投げても平均141キロ出るなど馬力は十二分で一気に6キロも球速が伸びるといった伸びしろも大変魅力。
④ 4位~
大学生
山下 輝(法政大)
①ケガから復活奮起の左腕
②21春
32イニング 25奪三振 7四死球 K/BB 3.57
③トミージョン手術から復帰し150キロもマーク。
すごい三振が取れるタイプではないが制球がいつも一定で確実なゲームメイク能力がある。
大活躍というほどではないが確実な戦力になってくれそうな投手だ。
④ 1位~
北山 亘基(京都産業大)
①コントロール・スタミナ十分即戦力右腕
②21総合成績
102.1イニング 103奪三振 15四死球 K/BB 6.87
③4年生の時に制球力が抜群に向上した好右腕。
春には4試合連続完投を記録し15奪三振も記録するなど総合力はピカイチ。
先発タイプの大学生右腕の中ではまさしくトップクラス。
平均球速もプロ水準の146キロあり高めの球で空振りが取れ即戦力として確保したい逸材。
④外れ1位~
山崎 凪(中央学院大)
①安定制球とキレのある変化球
②21総合成績
60.2イニング 73奪三振 14四死球 K/BB 5.21
③ややシュート成分が強い直球とキレのあるスライダーが武器。
直球は空振りは取れないが制球が安定しており、変化球もスライダーとフォークで安定的にストライクを確保できる完成度が高めな投手。
フォームこそ違うがなんとなく多和田選手に近い特徴を持っておりライオンズの内野守備が生かせそうな投手だ。。
④ 5位~
岡留 英貴(亜細亜大)
①大きく力の感じる右サイドハンド
②21秋
25イニング 23奪三振 5四死球 K/BB 4.60
③大きく振りかぶった後に少し低めでためて威力抜群の球を繰り出す。
秋になって制球が安定し防御率も0点台などポテンシャルを見せた。
直球でポップフライを打たせる球威とキレは魅力的。
21春まではやや制球が悪かったがこういった変則系はそれでも活躍する可能性がある。
後半戦からと考え下半身の強化からちょっと荒れ球程度にまで制球がなればごり押しもできる球威がある。
④ 4位~
隅田 知一郎(西日本工業大)
①ライオンズ1位指名の大学生NO.1左腕
②21春まで
158.2イニング 195奪三振 71四死球 K/BB 2.74
21秋
26イニング 41奪三振 3四死球 K/BB 13.66
③ご存じ(?)ライオンズがドラフト1位公言した奪三振マシーンな左腕。
今春までは制球がばらついていたが夏ごろから見違えるほど制球が安定した。
奪三振能力もさらに磨きがかかり、変化球は手が付けられないほどのキレがある。
左腕なら制球が多少怪しくても活躍する前例があるので公言での他の球団のふるい落としはいい判断。
三振の取れる浜屋選手のようなイメージでボールからストライクになる球を完全習得すれば菊池雄星選手以来の奪三振マシーン左腕になれるはず。
ただ直球はシュート成分が多く平均球速も144キロほどなので、大学時代ほど三振は取れなくなるかもしれないことからこの部分だけはきちんと指導した方がいいかもしれない。
④ 競合1位
西垣 雅矢(早稲田大)
①オーソドックスな長身右腕
②大学通算成績
123イニング 107奪三振 33四死球 K/BB 3.24
③1年生のころからちょこちょこと投げ安定した投球を披露し続けた。
ややシュート成分が強い直球・スラーブ・スライダー方向の落ちる球・シュート方向の落ちる球と多くの球を使い分け出来毎回安定した投球ができる。
プロでは打たせて取る投球にうまくシフトができればライオンズの内野守備も含めかなり安定度の高い投球ができるだろう。
④ 4位~
桐敷 拓馬(新潟医療福祉大)
①日本海のドクターK
②21シーズン
64.1イニング 81奪三振 11四死球 K/BB 7.36
③回転量が多く安定した制球のややシュートする直球が大きな武器。
サイドへの投げわけができ見逃し三振もしっかり奪える。
変化球も一定の水準で特に直球に偽装したチェンジアップが習得できれば杉内さんのような奪三振マシーンとなれるポテンシャルを持っている。
制球の安定感も含め外れ1位でもいいほど大きく飛躍した選手だ。
④ 外れ1位~
椋木 蓮(東北福祉大)
①圧倒的スタッツ・東北の絶対投手
②大学通算
88イニング 115奪三振 12四死球 K/BB 9.58
③平均球速140キロ後半でサイドスロー気味のフォームのわりに伸びる直球を持つ。
高めに行ってもまともに打たせず強引に抑えることができるおそらく最大の武器。
スライダーも曲がりが大きく左打者相手に外から入れられる投球術を持つ。
フォークは非常に落差が大きく最高の武器になる可能性があるがまだ未発達な模様。
3年生までは中継ぎメインだったため球種が少なくスタミナもやや心配だが1イニング限定なら今年の候補の中でもトップクラス。
フォークのでき次第で十分に先発も任せられるようになる今年の右腕きっての逸材。
④ 外れ1位~
社会人・独立
高椋 俊平(西部ガス)
①投げっぷりの良い小型右腕
②20年公式戦
22イニング 23奪三振 4四死球 K/BB 5.75
③上から投げ下ろすような投球フォームでホップ量が非常に大きい直球が武器。
球速の145キロが常時出ておりプロでも通用する球とみられる。
カットやスライダーも十分な出来で短い投球回数なら活躍が見込めそうだ。
④ 5位~
青野 善行(日立製作所)
①ケガから復帰・伸びる直球
②21年公式戦
20.1イニング 24奪三振 1四死球 K/BB 24.00
③K/BBはイニング少なめとはいえ空前ともいえる数値。
MAX150キロの直球は社会人投手の中で最もホップ量が多く空振りを奪いまくる。
変化球でもしっかりストライクが取れ、あまり有名ではないがかなり面白い存在ではないだろうか。
④ 6位~
柴田 大地(日本通運)
①MAX155キロの怪物右腕
②21公式戦
3イニング 3奪三振 0四死球
③ケガもありほとんど登板はないが投げる球は一級品。
150キロを超える直球に加え140キロを超えるフォークも操りポテンシャルは社会人投手の中でもNO.1といってもいいかもしれない。
実績こそないが非常にロマンのある投手で中継ぎからなら甲斐野選手のようなインパクトのある投球ができるかも。
④ 3位~
石森 大誠(火の国サラマンダーズ)
①九州が生んだ爆速左腕
②21独立リーグ
36.1イニング 63奪三振 15四死球 K/BB 4.20
③奪三振率15を超える圧倒的奪三振マシーン
制球はその分危ういところもあるがロマンは今年の投手の中でピカイチ。
救援で160キロも期待できるほど馬力があり、ヒットも打たれない。
自分との勝負になりそうでボール球をいかに振らせられるかが活躍のカギになるはずだ。
④ 2位~
野手
捕手
村山 亮介(幕張総合)
①安心感を与えるどっしりキャッチャー
②予選通算
打率.414 K% 11.3% BB% 34.1% ISO.276
③巨漢(186cm108kg)のわりにアプローチは大変丁寧で三振の3倍四球が多い。
パワーは今でも十分だが体格的に伸びしろがありそうでアプローチの良さを踏まえると総合的な打撃評価は大変高い。
打撃だけなら早いうちに頭角を現す可能性も。
④ 4位~
松川 虎生(市和歌山)
①右のドカベン? どっしり打撃
②予選通算
打率.460 K% 1.3% BB% 20.0% ISO.302
③筆者が今年の高校生打者で最も買っている選手。
長打もある、三振しない、四球も選べるプロで活躍しやすい3要素を持っているうえに2年生から捕手を務めるなどキャリア的にも問題がない。
村上選手のようにコンバートすれば割とすぐに1軍で見れる可能性がある高校生屈指の強打者。
ライオンズとしては森選手の後釜として是非獲得したい選手だ。
④ 外れ1位~
福永 奨(国学院大)
①選球眼に優れた実践派捕手
②21リーグ
打率.271 K% 4.3% BB% 14.4% ISO.169
③今年になって打撃がよくなった選球眼がよい打者。
大学生捕手だと古賀選手が有名だが今年だけなら福永選手も負けておらず、三振せず長打を放てる打撃が非常に魅力的。
少しケガをしてしまったがそれぐらいでは評価は揺らがず、しっかり振るスイングを習得できればかなりの成績を期待できるのではないだろか?
ただ福永選手を含め大学・社会人捕手が指名されるというのは森選手の交渉が危ういことかもしれないので何とも言えないところだ。
④ 4位~
内野手
有薗 直輝(千葉学芸)
①広角に1発を打てる右の強打者
②予選通算
打率.405 BB/K 4.60 ISO.352
③松川選手と同じく三振しない、四球も選べる強打者と3拍子揃った選手。
MAX148キロを記録するなど方も強い。
サード・外野高校生はそこまで補強ポイントではないものの打撃ポテンシャルはピカイチなので3位とかに残っていたら獲得是非したいような選手だ。
④ 1位・2位~
川口 翔大(聖カタリナ学園)
①走攻守3拍子揃った4番でショート
②予選通算
打率.385 K% 6.0% BB% 21.2% ISO.134
③非常に良いバットコントロールと2年生の時からショートを守る多くの経験値が魅力な選手。
少しパワーはないがここはプロには行った後に伸びる選手も多い分野なのでそこまで気にしなくてもいい。
田辺コーチのメソッドがはまれば非常に面白い選手だ。
④ 4位~
山城 響(富士大)
①今年も来ました富士大枠
②通算
打率.306 K% 9% BB% 15.8% ISO.205
③低い三振率、高い四球率に十二分な長打力とプロで活躍できる要素が詰まったおなじみ富士大学の選手。
秋のリーグでも長打と四球を記録し持ち味を発揮。
20秋以降は敵なしともいえる成績で打撃に関しては今年のドラフトで最も注目されている大学生であるブライト・正木選手に勝るとも劣らないだろう。
守備が内野と外野を転々としており評価しにくいがライオンズとしては外野での起用もしやすくちょうどいいかもしれない。
是非とも獲得したい選手だ。
④ 2位・3位~
水野 達稀(JR四国)
①3拍子揃った小柄な遊撃手
②21年公式戦
打率.241 K% 14.5% BB% 12.9% ISO.158
③小柄ながらもしっかり飛ばす能力がある3拍子揃ったショート。
高卒社会人なため21歳と若く、源田選手が来年29歳であることを考えると年齢差的には十分ありな指名。
川野・山村選手が2軍でもう少し欲しいというような成績なので刺激という意味でもぴったりな存在だ。
④ 3位~
外野手
前川 右京(智弁学園)
①甲子園を沸かせた左の強打者
②予選通算
打率.469 K% 4.8% BB% 23.2% ISO.375
③こちらも三振しない、四球も選べる長打力抜群な超高校級な打者。
打率が特に高く三振もほぼほぼしないことからバットコントロールの良さは抜群だ。
守備位置が外野、しかもレフトということで早い指名はないと思われるが打撃でアドバンテージが取れる打者になってくれそうな選手だ。
④ 4位~
吉野 創士(昌平)
①地元埼玉の大型外野手
②予選通算
打率.398 K% 9.8% BB% 16.3% ISO.408
③打撃に優れた高校生の中でもとりわけ長打に秀でた逸材。
他に紹介した選手に比べやや三振が多く四球が少ないが3年生ではその弱点も克服し相手にとって非常に厄介な存在に。
守備もセンターを守っており、この点においても評価が高い。
1年はしっかり下で出場しつつ経験をつめれば3年目あたりからレギュラーとしてバリバリやれる選手になってくれそうだ。
④ 外れ1位~
金井 慎之介(横浜)
①投手でも注目 投打に優れた好選手
②予選通算
打率.398 K% 3.7% BB% 17.8% ISO.250
③投手でも注目されているがこちらでは野手で紹介。
打撃センスがよく三振せずにしっかり出塁ができる出塁型強打者。
もちろん長打も打てるが。
また盗塁も予選だけで15盗塁決めるなど足も速く3割打てる金子選手のようなスーパーカーになれる可能性も秘める。
④ 5位~
ブライト 健太(上武大)
①スイングスピード150キロ越えの脅威の身体能力
②21春
打率.380 K% 8.3% BB% 16.7% ISO.340
③アプローチよく、長打も多く放てる身体能力に優れた選手。
攻守において万能で3塁打も3本、盗塁も6個と他の選手と比べても多く1番なども任せられる存在になる可能性がある。
1リーグ戦ぐらいしかまともな成績がないのでフロックなことも考えられるがそれでも魅力的な打者だ。
④ 1位~
正木 智也(慶應義塾大)
①今年の実績最強大学生
②通算成績
打率.299 K% 15.6% BB% 17.9% ISO.207
③ブライト選手が1リーグだけならこちらは実績抜群。
秋のリーグも四球を多く選んでおり選球眼は問題なし。
長打力もお墨付きで今年の大学生打者の中では実績はトップといっていいだろう。
守備はそこまでだが即戦力外野がほしいライオンズとしてはかなりほしい逸材だ。
④ 1位~
川村 友斗(仙台大)
①杜の都の超強打者
②通算
打率.328 K% 15.1% BB% 16.4% ISO.295
③長打力に優れた左の強打者。
アプローチも悪くなく、秋のリーグでもしっかり選ぶことができている。
スタッツが全体的に山川選手に近く、プロでもしっかり振ることができればかなりの好成績も期待できる是非確保したい逸材。
④ 4位~
渡部 遼人(慶應義塾大)
①小さい(170cm)もののアプローチは大変Good
②21リーグ
打率.358 K% 4.9% BB% 13.1 ISO.208
③今年になって打撃が良化した選手で優れた選球眼と小力が魅力。
俊足でセンターを守れることも評価ポイント。
プロでより強いスイングを覚えれば小さいながらも相手に恐れられるいやらしい打者になるだろう。
下位での指名が濃厚だが即戦力要素も強く、ライオンズとしては狙いたい選手。
④ 4位~
まとめ
ここまで非常に長々と語ってしまいました。
もう書く気力がありません(笑)。
本当に直前になりますが皆さんにとってドラフト会議がより面白いものになれば幸いです。
明日は本番ですがどんな選手が指名されようと応援しましょう。
超絶個人的な意見を言わせてもらうと
1位隅田選手
2位松川選手
3位山城選手
4位竹山選手
5位松浦選手
6位川村選手
7位青野選手
みたいな指名になったら大変嬉しく思います(笑)。
明日に指名された選手については後日より詳細に解説していこうと思うのでもしよければそちらも見てくれると嬉しいです。
それでは
(^O^)/バイバーイ
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