【ドラフト】データ的に見て指名したい選手【ドラフト2023】

2023年10月24日プロ野球考察ドラフト2023

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※10/24 松本健吾選手を追加

いよいよドラフト会議まで1週間をきり楽しみにしている人も多いと思います。

私は今年は静観しようかとも思っていたのですが多くの人から

「ドラフト候補のまとめが見たい」


というありがたい声をいただけたので今年も作ってみることにしました。

よければお楽しみください。


※中の人の主義でデータ的に選出しています。
 ご了承ください。


最初の2つの項目はなぜその選手を選出したかの理由をつらつらと書いてあるだけなので興味ない人はスルーしても大丈夫です。


選出する選手の基準

いきなり選手を選出してもいいですが一応データ的に考察するのがモットーなので基準について明確にしてみたいと思います。

野手の場合

まずは野手を見る時に重要視する指標ですが

・K%

・ISO.

を重要視して見ていきます。

細かい理由に関しては以下の記事を見てほしいですが簡単に言えばこの2つは手に入れやすく

異なる環境になっても発揮されやすい能力」だからです。

補足

Q.K%とは?

A.三振率(三振/打席数)のこと。値は低いほどよくミート力があることを概ね示す。

Q.ISO.とは?

A.長打力(長打率-打率)。値は高いほどよく長打力があることを示す。

Q.wRC+とは?

A.打者の打力を打率やOPSなどより正確に表した指標。100を超えれば平均以上を示す。
OPSの進化系と思えば大体合っている。

実際この2つを使ったプロに入ったあとの予想打力式(サンプル数14)

予想wRC+=ISO*344.4-K%*3.19+76.8(東京6大学を卒業した打者&プロでもある程度打席に立った場合)

補正R2値は0.57とこの手の予想では非常に高い値を記録していました。

また大学生の場合3~4年と切り取った場合などより通年で見たほうがよりプロでの打力を説明してました

これらの実績からとりあえずこの記事では野手の打力に関しては通年での三振率と長打力を重視してみることとします。


ある程度参考になると思うので上の式を使いプロでどのくらい打てそうになるかというのもざっくり出してみたいと思います。


他に守備や走塁に関しては打撃以上にデータがないのでとりあえず他のサイトで掲載されていた数値や守備位置を引用することとします。

投手の場合

投手でも同じ様に

異なる環境であっても発揮されやすい能力

を手に入りやすい指標の範囲で探すと

・奪三振率

・四死球率

・被弾率

が挙げられます。

野手と同じ様に計測するとプロ入り後の成績を最もよく表していたのは実際この2つに関連した指標で

・K-BB%

・HR%

K-BB%は高い相関性(0.50以上)を、HR%はFIP-をよく説明していた。


また野手とは違い通算で見るよりも3・4年でピックアップしたときのほうがプロ入り後の成績が正確でした。

このため投手の場合は3・4年時など間近の成績を重視することとします。

補足

Q.K-BB%とは?

A.(三振-四球)/打席数で計算される指標。K/BBの亜種だがこちらの方がより正確に投手の実力を表す。
細かい説明に関しては以下のサイトが詳しい。
https://stat-xbase.com/stopusingk_bb/

Q.FIPとは?

A.投手の被安打は投手の能力とあまり関係ないことがわかったことから生まれた指標。
フィールドに飛んだ打球以外の結果、つまり奪三振・四死球・被弾からのみで計算される防御率のようなもの。

防御率よりも翌年の防御率を予想でき翌年以降の成績を予想することなどに役立つ。

Q.FIP-とは?

A.投手板のwRC+のようなものと思えば大体合ってる。100以下なら平均以下の数値になるのでこちらは数値は低いほどよい。

予想FIP-の計算式は(サンプル数は17)

126-2224*HR%

で説明されるため野手と同じ様にどれぐらいの成績が残せそうか予想もしてみたいと思います。

面白いことに三振も四球もプロ入り後もある程度相関が見られたのに投球傑出という面で見ると被弾のみを参照したほうが予測精度が高かったです。

ある程度の内容で投げていることは前提として被弾するぐらい男らしく勝負できる精神力が大事なのかも?


もちろん東京6大学だけの特徴かもしれないですが…。
サンプル数が増えたらまた検証するかもしれません。
アマチュアリーグのデータって全然手にはいらん…

指名順位と成功のしやすさ

 次に指名順位と属性について考察していきます。

ここでいう属性とは高校生・大学生・社会人の区分を指します。

この指名順位と属性には実はかなり面白い性質がありました。


指名された投手が稼いだ平均WARを順位ごとに計算すると以下の図のようになります。

データは以下を参照

横軸がドラフト順位で縦軸が平均WARです。

https://public.tableau.com/app/profile/akifumi.namiki/viz/NPB_16963475850660/sheet0

この図を見ると順位ごとに最も成功しやすい属性が変わることがわかります。

またきれいに右肩下がりなので投手は上位で確保するほどよいということもわかります。

面白いことに3位以降だと高校生が最も成功しやすく総合的には大学生が成功しやすい特性がありました。


同じ様に野手でやってみるとまず捕手は以下のようになります。

全体的に捕手の場合は若い方がよく、取るなら高校生がかなりいい結果を残せることがわかります。



ファーストとサードだとかなり限定的だが4位以下では成功例が少ないです。

※社会人は指名ケースが少ないため省略されています。

打力が重要なファースト・サードではわかりやすい打力を持つ打者を上位で獲得することが大事なことが伺えますね。



セカンド・ショートでは反面下位でもそこそこ優秀な人材がいます。

特に社会人での下位は結構穴場で相対的にかなりいい人材を確保できる。

大学生は右肩下がりで高校生はその中間。

できるだけ上位で確保推奨ですが下位でなんとかしたいなら社会人を指名するのが良いのかもしれません。


外野手を見るとかなり顕著な差があります。

大学生、特に社会人は目覚ましい活躍ですが高校生が悲惨です。

フィールドプレイヤーを見ると全体的に高校生はかなり難しく大学生は上位3位まで、社会人はどこでも通用しておりかなり美味しい人材と言えます。

全体的まとめ

・投手は上位は年齢層高めに、下位は若い人材が成功しやすい

・捕手は若いほどよい

・内外野手は高校生は二遊間以外リスキーで大学生は3位まで、社会人はどこでも成功しやすい

・ファーストとサードは全般的に汎用性が低く上位でないと通用しにくい


上位から中位(1~4位)で良さそうな選手

ここでは前述の分析の通り

・投手は大学生・社会人を中心に

・野手は捕手・二遊間を守れる高校生に良さそうな大学生と社会人

を紹介します。

またどれぐらいの成績が残せそうかも予想します。

その成績は概ねドラフトレポートや1球速報さんから参照しました。

ちなみに順位予想は適当で模擬ドラフトなどを参考にしているのでそっちはあまり当てにしないでください。

また個人的に特にいいなと思った選手は成績と名前を黄色で染めています。

ドラフトレポート

https://draft-repo.com/

1球速報

https://baseball.omyutech.com/

投手

西舘(中央大)

K-BB% 17.1% HR% 1.62% 予想FIP-85

注目の西館その1。

最速157キロを今秋に記録し有力な大学生投手が揃う今年でも特に注目されている右腕。

残した成績としては有原選手が近く予想としては平均よりも非常に高いレベルで投げてくれると予想されます。

具体的には平良・伊藤将司選手あたりと同等で投球回さえ投げれればかなりの貢献が期待できます。

競合してでも欲しい逸材と言えるでしょう。

上田(大商大)

K-BB% 17.1% HR% 1.04% 予想FIP-104

優秀な奪三振力に安定した制球が持ち味で総合力で勝負する右腕。

こちらもやはり有原選手に似たような成績で安定的にローテを回ることが求められる?

総合力があり即戦力の期待に答える可能性が高いドラフトで1人は欲しいタイプ。

2位などで取れればふつうに美味しいと思われますね。

松本(名城大)

K-BB% 6.8% HR% 1.35% 予想FIP-96

正直内容は良くないが予測FIP-が良かったため紹介。

右のサイドハンドで最速153キロを記録するなど馬力あり。

先発もリリーフも両睨み可能でスクワット270kgとパワーもりもり。

適切な指導に出会えれば才能の開花も間違いなし?

蒔田(明治大)

K-BB% 14.6% HR% 1.09% 予想FIP-102

K-BB%も良好で予想FIP-も悪くない優等生。

右利きで一通りのコンビーネーションと球種を持つ優等生タイプで最速も150キロと十分。

あとはしっかり指導を受けて球速アップができれば十分に輝けるはず。

ちなみに同じ大学の村田選手も似たような成績。

どちらも十分な輝きの素養を持っていると言えるでしょう。

竹田(三菱W)

K-BB% 15.4% HR% 1.51% 予想FIP-92

今年はあまり社会人投手が注目されている感じがしないがその中では穴場?

内容も予想もよく個人的にはかなり推したい右腕。

制球・球種・球速がどれも一通り揃っておりある意味社会人投手のお手本。

最近苦戦気味の社会人投手の中で活躍できるか期待。

古田島(日通)

K-BB% 20.9% HR% 0.88% 予想FIP-106

真っ当に内容がいい右投手。

K-BB%が20%超えはアマチュアと言えど突出しています。

基本的に制球に苦しむ傾向が合ったが最近は克服?

奪三振力は昔から一定のものがあったので根拠があって安定しているなら非常にいいですね。

武内(国学大)

K-BB% 14.6% HR% 1.19% 予想FIP-99

安定of安定の左腕。

破綻しない制球にしっかり球速もある直球と変化球を併せ持つ剛の細野選手と比べ柔の武内選手という感じ。

K-BB%は十分な数値で予想FIP-も良好。

かなり高い確率で戦力になってくれるでしょう。

いい意味で単独1位指名が非常に似合う投手。

尾崎(法政大)

K-BB% 7.4% HR% 1.6% 予想FIP-90

最速150キロ左腕で高い奪三振力と荒れる制球を兼ね備えるロマン型。

左腕ということも含め球団によってかなり将来が大きく変わりそうな投手。

荒れ球系だった高橋遥人選手を投げられさえすれば球界トップクラスに仕立てた阪神などなら飛躍するかも?

前田(大阪桐)

K-BB% 24.9% HR% 0.41%

甲子園での活躍や国際大会でも別格の投球を誇った間違いなく高校生NO.1投手。

高校生の中では最高峰の甲子園でも奪三振率13.09 四死球率1.43を記録するなど現状での完成度はぴかいち。

左腕というのも好ポイント。

あとはプロでしっかり伸びるかどうかだけ。

オリックスや阪神が1本釣りする未来が見えるがなぜだろうか?

東松(享栄高)

K-BB% 27.3% HR% 0.0%

個人的には高校生投手の2番手。

左から繰り出される最速152キロの直球は高校生にはオーバースペック。

制球も大きな破綻がなく将来的な先発が非常に楽しみな選手。

先発をした松井裕樹選手のようになってくれるのが理想?

日當(東菅生)

K-BB% 16.9% HR% 0.83%

身長190cm、体重100kgオーバーの大型右腕。

球速も含めパワーも制球もある程度のものを持っています。

体の大きさも含めプロ好みの投手で将来的に150キロを常時出すような進化に期待したい。

被安打が多かったりしますがそれはバックの守備力に依存するのであまり気にしなくていいでしょう。


野手

進藤(上武大)

K% 14.7% ISO.0.216 予想wRC+104

今ドラフトNO.1捕手。

リーグ戦ではOPS.900超えで守備に関しても多くのスカウト陣から高評価。

唯一不安な点は2023年は全体的に不調気味で特に全国大会や国際大会では三振が爆増する点。

それでも平均を超えるレベルでの打撃が期待できるなど打撃も捨てたものではない。

捕手に悩んでいる球団はできるだけ指名したい逸材です。

辻本(仙台大)

K% 10.6% ISO.0.155 予想wRC+96

一定のミート力、長打力に守備力と走力を兼ね備える総合力型野手。

全体的に指標も良好でこれと言った欠点がない。

ただ逆に飛び抜けた部分もないのでプロで武器を手に入れることができるかが鍵?

二遊間を守りながら平均レベルに打てるならそれだけで大きな価値がある。

うまく育成できたときのリターンは非常に大きく内野に困っている球団はほしいと思われます。

上田(明治大)

K% 11.5% ISO.0.200 予想wRC+109

打撃なら今年NO.1評価。

低い三振率に十分な長打力と打撃に関しては大きな穴はない。

予想でも平均以上が予想されかなり高い確率で打撃では戦力になってくれるはず。

ただ懸念は守備位置でファーストやサードが中心でこれらは補強がしやすいポジション。

思ったよりも勝利貢献は小さくなってしまう可能性も…。

それでも打撃は魅力なので内野、特にサードが穴な球団は狙いたい。

ちなみに今年サードが穴な球団はソフトバンク・広島・楽天・オリックス

度会(ENEOS)

K% 11.9% ISO.0.198 予想wRC+107

今ドラフトNO.1外野手。

全体的に仕掛けが早めなようで四球は少なく三振も少ない。

長打力もきちんと兼備し外野が穴な球団は狙いたい選手。

ただ守備はライトが中心で高校時代は内野が主だったためか守備は未知数。

早い仕掛けも含めそういったところが修正できれば非常に魅力的な選手です。

宮崎(山梨学)

K% 14.6% ISO.0.190 予想wRC+96

大学生NO.1外野手。

身体能力が非常に高く50m5.9秒という凄まじい俊足を持ちセンターを広く守る、

打撃は大学レベルでもやや荒いが長打力はそこそこで平均レベルに打てる可能性が高い。

恐らくプロ入り後はミートに苦労すると思うのでそこを修正できるコーチがいる球団に指名されると嬉しい?

俊足は武器ではあるがそれは1番とするのは野手としては逃げなのでまずは打者としてどっしり成長できるといいでしょう。

堀 (報徳学)

K% 5% ISO.0.216

走攻守バランス良い高校生キャッチャー。

三振も少なく長打力もそれなりに持つ。

高校生キャッチャーが欲しいチームは3位前後で指名する可能性が高いとされます。

流石に甲子園で猛威をふるいプロでも1年目から2軍で一定の成績を残している松尾選手ほどではないでしょうが5年単位で見ていきたい選手です。

真鍋(広陵高)

K% 5.7% ISO.0.291

佐々木麟太郎選手がアメリカに挑戦するため高校生NO.1打者になった?広陵のボンズ。

甲子園でも高いミート力を見せ長打力も十分に兼ね備える。

高校生でファースト中心というのは一抹の不安がありますがプロスペクトとしては欲しい逸材です。

ただ1位というのもリスキーなので2~3位で上位で投手を指名しつつ指名できると嬉しいでしょう。

森田(履正社)

K% 6.8% ISO.0.541

長打力は別格で甲子園、国際大会でも活躍した長距離砲サード。

サードを守れる&長打力がすごいというところから個人的には高校生の打者としては1番注目しています。

甲子園でも三振せず2発打ち込むなどバランスもよく将来のサードが欲しい球団に非常に良さそう。

3位ぐらいで獲得できればかなりプロスペクトとして期待できそうです。

武田(山形中)

K% 5.3% ISO.0.434

投手としても評価されているが野手としてのほうが数値などが良かったので野手で評価。

野手としてはファーストが多いが外野も両翼ではなくセンターを守っているのも好ポイント。

左打者でありながらレフト方向にも叩き込める打撃センスの塊。

身長は174cmとあまり高くないが吉田正尚選手のようなセンスあふれる打撃を将来的に期待したいです。

下位(5位~)で良さそうな選手

ここでは前述の分析の通り

・投手は高校生など若い選手を中心に

・野手は社会人を中心に紹介します

投手

中岡(富士大)

K-BB% 21.3% HR% 1.02% 予想FIP-103

K-BB%は脅威の20%超えの右投手で制球面に関しては非常に優秀。

西武にとってはおなじみ富士大の投手なので西武が狙っている?

予想FIPもそこそこで様々な変化球を操れる総合力タイプ。

こういうタイプを育成や下位で獲得して一気に伸ばせるとチームとしては強い。

川船(日 通)

K-BB% 10.8% HR% 3.0% 予想FIP-70

被弾が多くその分予測値が良くなるという不思議な補正を受けた右投手。

直球の回転数は2500を超えるとされキレが良すぎるあまり被弾してしまう?

制球面や球速でパワーアップができれば思っていた以上の伸びしろがあるかもしれない。

正直筆者もどうなるか気になるので育成が上手い球団に取ってみて欲しい。

池田(立教大)

K-BB% 8.4% HR% 2.04% 予想FIP-81

2年の時から投げてきた制球に一定のものがある右腕。

最速152キロと最速自体はいいものがあるが奪三振力はもう少し欲しいところ。

被安打がやたらと多いがそれは守備の影響もある?

プロの一定の守備で守ってもらえれば予想外にいい成績が出てくるかもしれません。

森田(ホンダ鈴)

K-BB% 11.2% HR% 2.1% 予想FIP-79

指名されれば26歳のオールドルーキーになる今ドラフト最年長クラスのサウスポー。

10年前から注目されていた選手でついに念願を叶えることができるか。

制球・奪三振力はそこそこで年齢もあって飛び抜けた活躍は難しいかもしれないが少しでも戦力がほしいチームには嬉しいかも?

松本 健吾

K-BB% 16.8% HR% 2.1% 予想FIP-79

BB%が3.5%と抜群の制球力を誇る社会人右腕。

奪三振能力はK%は20.2%と特別高くないがBB%低く投げれる制球力が最大の武器。

最速152キロと球威もあり被弾も恐れない姿勢はGood.

プロでも1球も見逃さないということは出来ずいかに自分のミス(ボール球)を減らすことが大事。

そういう意味で制球に優れつつ度胸よく投げられるのは美点と言えるでしょう。

東恩納(沖尚)

K-BB% 14.9% HR% 0.6%

甲子園でも四死球率1.39を記録した安定した制球が持ち味。

国際大会で奪三振率10超えとキレも見せる。

身長は172cmとあまり大きくないが背の低さはVAAの観点からはプラス。

高めの直球で空振りが取れるぐらいのパワーを得られれば飛躍できるかも?

補足

Q.VAAとは?

A.ヴァーティカル・アプローチ・アングルの略称。
ものすごく簡単に言うとなるべく低いところから高めに投げるほど角度が小さくなり打者が空振りしやすくなる。

野手

 城野(西濃運)

K% 16.0% ISO.0.248 予想wRC+111

5打席連続ホームランを記録するなど今年になり打撃が覚醒した捕手。

三振率や長打力も非常に優秀な数値で予想wRC+は平均をかなり超える。

自身は守備型を自称しているようだがこれだけいい打撃ができるならコンバートも視野?

今のところコメントが西武だけで西武の捕手も盤石では全く無いので指名する可能性が高い。

個人的にはかなりいい掘り出し物となるのではと期待しています。

 佐藤(静岡大)

K% 10.7% ISO.0.171 予想wRC+101

二遊間タイプでありながら体重92kgを誇る大型内野手。

ミート力、長打力ともに一定のものがあり3塁打も複数記録し盗塁王を獲得するなど脚も見せます。

元はサードなので元ショートほどではないが守れれば非常にチームには大きい。

セカンドを守れると判断されれば中位ぐらいでの指名もある…かも?

 村田(皇學大)

K% 9.2% ISO.0.449 予想wRC+202

リーグ内では別格の打者。

三振もせずポコポコ当たり前のように長打を放つ怪物。

そのため予想wRC+がバグっている(この値は三冠王でも届かないケースが有る)。

まあこの予想wRC+は地方リーグ用に補正をしてないので実際はもっと低くなるはず。

ただそれでもこれだけ素晴らしい内容で打てるというのは特筆。

守備位置が基本ファーストで時々外野ぐらいでポジション的には微妙ではありますがそれでもいい打者が欲しいなら是非指名したい。

最近は外国人選手も活躍が難しくなっているためそれを考慮してもっと上で指名する球団もいるかも?

井上 絢登

K% 16.4% ISO.0.257 予想wRC+113

2023成績

恐らく独立リーグNO.1バッター。

十分な長打力とミート力を持ちプロでもかなりいい打撃が期待される。

23歳と社会人のようなものだがそれでも外野に苦しんでいるどこかのネコ科のチームには起爆剤になるかも?

守備位置もセンターと一応アマチュアならセンターラインを守っているのも好ポイント。

そこそこに盗塁もでき脚でのアピールも期待される。

泉口(NTT西)

K% 13.2% ISO.0.216 予想wRC+109

守備力に定評のあるショートが社会人でパワーもつけた。

ミート力も一定のものがあり打撃でも貢献できる可能性が高まっている。

大学時代から守備が健在なら下位からでも例えば西武の児玉選手のようにしれっと1軍に入れるかも?

二遊間の補強がしたいが上位は別のポジションに回したい球団にはちょうどいいかもしれません。

三井(大ガス)

K% 8.4% ISO.0.200 予想wRC+118

社会人では別格レベルの打者。

打者としてなら非の打ち所がなく長打はあるし三振はしないし四球も選べる。

問題は守備でアマチュアでも両翼とDHが主でかなり不安を抱える。

それでも打撃は非常に魅力的ですので外野の打力に苦しんでいるチームとしては指名も検討したい選手と言えるでしょう。

個人的な感想

 長い記事の閲覧お疲れ様でした。


投手の予想が被弾が多ければいいということでかなり動揺しながら書いていたので思ったよりも時間がかかってしまいました。

本当は下位の候補でもっと高校生投手を紹介したかったのですがデータが欠損していたりあまりK-BB%がよくなかったので紹介できませんでした

また今年は大学生投手が豊作と言われていますがデータで見ると案外そこまで傑出していなかったのであまり紹介していません

ただその中でも中央大西館選手と武内選手は素晴らしかったので紹介させていただきました。

個人的にはこの2人のうちどちらかが1位で獲得できれば嬉しいなと思っています。

もちろん今回紹介した選手はあくまでデータで見たとき良さそうなというテーマで選出されただけなので選出されていないからダメということはありません。

あくまでエンタメの一環としてそういう観点もあるのかと別の視点から見てみることの一助になっていればいいなと思います。


一応最後に西武ファンなので西武ファンとしての希望を書くと

1位 西館or武内
2位 森田
3位 竹田
4位 尾崎
5位 城野
6位 三井
7位 中岡

というような指名が出来たらかなり嬉しいと思います。

指名してほしい選手などがいるならコメントなどどうぞ~。

 

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プロ野球考察ドラフト2023