【2軍 9/16 L-Y ○6-5 】打線好調11安打&豆田選手6回まで無失点で2勝目
(以下一部敬称略)
試合前分析
先発は豆田選手。育成選手ながらこれまでに20イニング以上投げ順調といえる。
相手のヤクルト打線は1・3・4番に1軍経験者が並ぶため勝負しがいのあるはず。
自慢の直球をガンガン投げ込んでいきたいところ。
打線は綱島選手が久しぶりに2試合連続でスタメン。また捕手は最近好調の牧野選手ではなく斎藤選手。
今年1軍は経験したものの2軍でOPS.500未満ではなかなか打席に立つ機会はない。牧野選手と同じくアピールしていきたいところ。
その他は3番から7番、そして9番はいつもの通り。3番から6番はチームでもトッププロスペクトの選手たちなので1本でもいいからアピールしたいところ。
山野辺選手の1番はチーム全体でこれといった1番打者がいないので可能性としては面白い。
試合経過
試合の流れ(得点青・失点赤)
1回表: 木澤選手- 2人走者を出すも無失点
1回裏: 豆田選手- 3つのゴロで3者凡退
2回表: 木澤選手- 満塁から綱島選手の走者一掃の2塁打 3-0
2回裏: 豆田選手- 1人走者を出すも無失点
3回表: 木澤選手- 満塁まで走者を貯めるも無得点
3回裏: 豆田選手- 2つの三振を奪い無失点
4回表: 木澤選手- 山野辺選手の本塁打!
4-0
4回裏: 豆田選手- 先頭打者を出すも無失点
5回表: 久保選手- 四死球2つも無得点
5回裏: 豆田選手- 3者凡退
6回表: 久保選手→鈴木選手- 満塁から中熊選手の2点タイムリー 6-0
6回裏: 豆田選手- 3者凡退で9人連続でアウト
7回表: 鈴木選手- 先頭打者が出るも無得点
7回裏: 豆田選手→大曲選手- 今日初の四球から崩れ一気に5点返される 6-5
8回表: 杉山選手- ヒット1本放つも無得点
8回裏: 小川選手- 3者凡退
9回表: 宮台選手- この日初の3者凡退
9回裏: 井上選手- 2アウトからランナー2・3塁とされるも防ぎきる
結果 ○6-5 で勝利
個人の評価
<投手>
◎豆田選手 6回まで無四球無失点の好投
- 直球の平均球速はわからなかったが全体で70%以上投げ込むなどしっかり勝負することができた。基本的に平均球速が140キロちょっとであることを加味すると空振り率は非常に高く回転数・回転軸が優れていることが示唆される。ただし左打者のアウトハイ・右打者へのインハイにぬける球が非常に多く、この点は要修正ポイント。今のところ先発だが1軍デビューには中継ぎの方がぐっと近づくだろう。
- 今日高評価なのはカーブだ。非常に高い確率でストライクを確保し特に左打者にはほとんどをゾーンに投げこめた。6月以前はほとんど投げず、当初はストライク率も30%いかないなど制球に苦労していたが8月以降はストライク率50%以上と使いこなせている。今後の大きな武器になるかもしれない。
- その他に特筆するところは対左と対右の成績の違いだ。この日もそうだが豆田選手は対左よりも対右に対してストライクを確保することに苦労している。特に変化球で顕著で右に対しては安定して決まる球がない。スライダーは基本的によく空振りをとれるのでこの球の制球が今後鍵になりそうだ。
△大曲選手
ーランナー2・3塁から登板。3連打を浴びてしまった。
とはいっても6月以降は基本好調。空振り率は4月から9.1%→5.7%→12.9%→12.1%→14.4%→15.3%と右肩上がり。
左に対して被OPS.993とはちゃめちゃに打ち込まれているがここさえ改善できれば1軍でも貴重な戦力になるはず。
〇小川選手
ー貫禄を見せ3者凡退。
今年は2軍で防御率0.99と大変いいがなかなか1軍に上がれない。
というの今年の奪三振率が5.60と昨年に比べ2.40も落ちてしまい球のキレに信頼感が薄れているためだろう。
また対左の方が打たれていることも関係があるはず。シンカーを左に投げれればいいのだが…。
〇井上選手
ー9月から6試合連続でリリーフ登板とここ最近は抑えも板についてきた。
三振はそんなに奪えず、毎回のようにヒットは浴びるが制球は8月以来安定。
7月まで50%なかったゾーン率が55%前後まで向上するなどしっかりゾーンに投げることができている。
この調子でアピールできれば1軍登板の機会もあるはずだ。
・総評
投手陣は豆田選手を筆頭にしっかりゾーンで勝負することができていた。
小川選手を除き1軍経験がほとんどない選手で四球2個、三振7個は上出来といっていいだろう。
大曲選手は特にこの中で1軍が近いので左に弱いという課題を是非とも克服していきたいところだ。
<野手>
○山野辺選手
ー1番打者に抜擢の期待に応え本塁打。
9月は打率.222 OPS.788と打率は低いが内容はある打席が多い。
空振り率も5.3% ボール球スイング率も17.2%とアプローチは最高級。
ブランドン選手の方が優先だろうがこの調子で打撃も上げていきたい。
〇鈴木選手
ー2つの四球を含む3出塁。
4か月連続で打率を.300に乗せ、空振り率も5%とミート力は非常に良い。
1軍で通用しない理由としては長打力の不足で、ISO.112は平均よりも低いことが大きな理由。
ミート力は申し分ないのであとは長打力を上げていきたい。
〇ブランドン選手
ー2つの四球を含む3出塁。
9月は打率.333 本塁打3本 OPS1.111と素晴らしい打撃。
先月1軍に上げたときよりも格段に調子がいいので今すぐにでも1軍に送りたいほど。
山川選手以来の.300 10HR OPS.900以上も達成間近(現在.295 10HR OPS.899)
〇長谷川選手
ーマルチヒット。
育成ながら200打席近くも打席に立っている。
また、9月は絶好調で打率.360 OPS1.047は本指名を受けた仲三河・山村選手以上。
非常に積極的でボール球スイング率も高いが今年はのびのびと自分のスイングをしていきたい。
✖高木選手
ー5打数0安打。
スタメン全員出塁の勢いに乗れず。
5月にケガから復帰していこう打率は一度も.300に乗らずなかなか打撃が3月の時に戻らない。
空振り率が飛躍的に上がっており、まずはしっかりボールを見れるようにしていきたい。
・総評
1番・3番~6番のトッププロスペクト組のうち1人を除き全員アピールすることができた。
ほとんどの選手が選球眼がよく、ボールの見極めは1軍に近い。
ただ長打力、もしくはミート力を両立しきれている選手がブランドン選手以外いないのでそれぞれ自分の課題を克服していきたい。
また3番~6番の選手はチームの弱みのポジションを守れる選手たちなので彼らの成長がチームの行方を大きく左右する。
今後もこのブログでは注目していきたいところだ。
1軍結果
https://l-data-daily.com/blog/?p=1
データや画像はスポーツナビ1球速報のものを使用しました。
https://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2021001727/top
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