【2軍 9/19 L-M ○7-2 】打線好調連日の2桁安打・山野辺選手4安打の大活躍
(以下一部敬称略)
試合前分析
2軍ではあるが40イニング投げ防御率0.90と圧倒的な河村選手と対戦。
打線は1番から7番は少し入れ替えた程度でメンツは変わらず。
スパンジェンバーグ選手が抹消ということで内野のブランドン・山野辺・渡部選手には絶好のチャンス。
しっかりアピールしていきたい。
また前回は斎藤選手が捕手だったが今日は牧野選手がマスクをかぶった。
また長谷川選手の代わりに戸川選手がスタメン。
首が涼しいので何とかアピールしていきたいところ。
投手は防御率1.13と2軍の帝王上間選手で相手の河村選手とは帝王対決。
ただ三振と四球の数がほぼイコールなど内容は少し1軍で活躍するには物足りない。
相手は1番から7番まで1軍での経験があるなど相手にとって不足なし。
圧倒的な投球でローテ入りへアピールしていきたい。
試合経過
試合の流れ(得点青・失点赤)
1回表: 上間 選手- 3者凡退
1回裏: 河村 選手- ランナー2人出すものの無得点
2回表: 上間 選手- ヒット2本四死球2つで失点 1-0
2回裏: 河村 選手- 高木選手の本塁打&3連打で3得点 1-3
3回表: 上間 選手- 平沢選手に被弾 2-3
3回裏: 河村 選手- 3者凡退
4回表: 上間 選手- 3者凡退
4回裏: 河村 選手- 山野辺選手の本塁打 同点 2-4
5回表: 上間 選手- 3者凡退
5回裏: 石崎 選手- ランナー2人出すも無得点
6回表: 榎田 選手- 3者凡退
6回裏: 南 選手- 3者凡退
7回表: 宮川 選手- ランナー2人出すものの無失点
7回裏: フローレス 選手- 高木選手のタイムリー 2-5
8回表: 大曲 選手- ランナー1人出すものの無失点 2つの三振を奪う
8回裏: 成田 選手→東條 選手- 1か月ぶりの出場の西川選手がタイムリー2塁打
2-7
9回表: 井上 選手- 3者凡退
9回裏: –
結果 ○7-2
完勝 2連勝
個人の評価
<投手>
△上間選手 試合は作るも内容は…
- 直球の平均球速は137キロといつも通り遅め。
キレ自体はあり空振り率は9.1%と多く空振りは奪えた。
対右にはインハイにしっかり投げるなどで相手を抑えたが左に対してはベルト帯に集まりすぎた。
高めを振らせられるだけのキレはあるのでもう少し高低のメリハリをつけたい。 - 変化球は40球投げたものの空振りはシンカー1球のみ
カーブ以外はストライク率が50%に届かないなど内容面は不満が残った。
直球の球速は遅いので変化球とのコンビネーションが不可欠。
そういった意味でもう少し内容が欲しかった。 - 試合前の期待通りとはならずのらりくらり相手をかわす投球に。
2軍では防御率1.30と一見圧倒しているように見えるが三振≒四球と内容面からはあまり評価のできないため、1軍の先発には本田・與座選手が優先される。
被弾が少ない(69回で3被弾)なのは評価点だがもう少し三振を奪えるようになりたい。
◎榎田選手
6回を3者凡退
復帰後はさすがの投球を続けておりゾーン率は脅威の60%越え。
ショートスターター的な起用で先発してみてもいいのではないだろうか。
✖宮川選手
2被安打無失点
空振りは取れるが制球が非常に不安定で被安打が今月は異常に多い。
1軍に欠かせない戦力になってほしいが今の制球では…。
今年はフォームを安定させることに集中してみてもいいのではと思ってしまうほど。
◎大曲選手
2奪三振を含め無失点
9月は5.2イニングで7奪三振と絶好調。
被安打はそこそこ多いがボール球スイング率が30%超えるなど球威は言うことなし。
特に直球は平均148キロと球威抜群で空振り率も12.5%とトップクラス。
多分松井稼頭央2軍監督からも推薦がいっていると思われ、1軍デビューする姿も見られるかもしれない。
○井上選手
最近は完全に抑えで登板。
抑えに定着した9月は直球・スライダー・チェンジアップの3球種のみで勝負している。
このことからまずは軸になる球を作ろうという意図があると考察される。
スライダーはそこそこのキレ(空振り率14.7%)がある。
あとはチェンジアップがよくなれば再び先発に戻るのではないだろうか。
・総評
上間選手は少し内容が不十分で宮川選手も好調とは言えず。
ただ大曲選手が絶好調で今のファームでは1番といっていい出来。
その自慢の直球は将来的には増田選手に匹敵するかもしれず、未来のクローザー候補だ。
<野手>
◎山野辺選手
1番打者として出場して2試合連続本塁打を含む4安打。
復帰後中々打率が上がってこなかったが今日の固め打ちで.250にまで急上昇。
持ち前のパンチ力は健在で9月だけで3本塁打。
空振り率は4.6%と鈴木選手よりも低くOPSも1.030と至高の領域。
スパンジェンバーグ選手の代わりの急先鋒に立ったか。
◎高木選手
9月4日以来のマルチヒット&本塁打。
今月は中々調子が上がらなかったがやっといい打撃ができた。
三振した打席も10球粘るなど見極めがよくなり好球必打。
打率が.280まで上がってくれば面白い(現在.269)。
〇中熊選手
ここ3試合で8安打で一気に打率を.243から.270に急上昇。
9月は打率.526と打ちまくっている。
昨年も3割近く打っており、今年も空振り率はファームでもトップクラスに低い。
ただしISOが.049と金子選手以下で四球も選べないのでは支配下は少し遠い。
もう少し弾道をあげて積極的に長打を狙っていきたいところだ。
〇長谷川選手
今日も途中出場から長打を放った。
9月はヒットの半分が長打とウホウホ長打マンの素質を見せている。
高卒の選手は仲三河・山村選手が他にいるが今月の好調で2人をOPSでは追い抜いた。
(敬称略)
仲三河 .586
山村 .598
長谷川 .619
・総評
1軍に反してファームは打撃陣が絶好調。
無双状態の河村選手ですら打ち崩した。
主軸の鈴木・渡部・ブランドン選手が打てずとも7得点も奪えるのは総合的に振れるからか?
9月は10試合で56得点と数年前の山賊打線を思い起こさせる充実っぷり。
1軍では6試合連続で3得点と苦しんでいるので好調な渡部・ブランドン・山野辺選手の抜擢も含めて総合的に考えていきたいところだ。
1軍結果(今日)
https://l-data-daily.com/blog/?p=177
データや画像はスポーツナビ1球速報のものを使用しました。
https://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2021001738/top
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