【1軍 9/19 L-Bs ●1-4 】投手は粘りはしたが4安打では…【西武ライオンズ】
(以下一部敬称略)
試合前分析
先週と同じく山崎選手と対戦。
打線は栗山選手の代わりに先週と同じく本塁打を打ったことのある柘植選手が起用され、山崎選手の対策を取った(栗山選手は7-0)。
ただ捕手は先週と同じく柘植選手ではなく森選手のまま。
疲労のことも考えると森選手を指名打者の方がいい気はするが代打の兼ね合いを考えたか。
先週本塁打を放ったスパンジェンバーグ選手が登録抹消されてしまい打線に入れられないのが残念。
他はほぼほぼテンプレ打線だが9/10日以来愛斗選手が先発出場。
特に山崎選手は得意としていない(5-1)だがなんとか8/28以来のヒットを打ちたい。
相手は昨日と同じく紅林選手が3番と苦しい打線。昨日と同じく3・4番と7~9番に右打者を固めた。
渡邉選手は右が大得意なのでしっかりここを抑えT-岡田・モヤ選手を最悪でも歩かせるような余裕を持ちたい。
ベンチ入りメンバー
投手9人
(増田・公文・平井・森脇・ギャレット・田村・武隈・平良・水上)
十亀選手がおらず平井選手が代わりにイン。
昨日は十亀・武隈・公文選手がいい救援で勝ちパターンの投手は万全。
渡邉投手なので6回からの早い続投も考えられる。
捕手1人(岡田)
内野手2人(平沼・山田)
外野手4人(熊代・金子・栗山・川越)
指名打者に柘植選手が起用されたことで外野が多め。
とはいえ栗山・川越選手の出番は基本代打で外野と指名打者に出されるはずなのでそこまで問題はないはず。
試合経過
試合の流れ(得点青・失点赤)
1回表: 山崎 選手- ランナー1人出すものの無得点
1回裏: 渡邉 選手- ランナー1人出すものの無失点
2回表: 山崎 選手- 3者凡退
2回裏: 渡邉 選手- ランナー1人出すものの無失点
3回表: 山崎 選手- 3者凡退
3回裏: 渡邉 選手- ランナー1人出すものの無失点
4回表: 山崎 選手- 中村選手 先制の本塁打
1-0
4回裏: 渡邉 選手- T-岡田選手に被弾 同点 1-1
5回表: 山崎 選手- ランナー1人出すものの無得点
5回裏: 渡邉 選手→水上選手- 危険球で退場 その後は水上選手が凌ぐ
6回表: 山崎選手- 3者凡退
6回裏: 水上選手→公文選手- 水上選手のランナーを犠牲フライで返される 1-2
7回表: 比嘉選手→海田選手→吉田選手- ランナー1人出すものの無得点
7回裏: 増田選手- 3者凡退
8回表: ヒギンズ選手- ランナー1人出すものの無得点
8回裏: 森脇選手- T-岡田選手にこの日2本目の痛恨の被弾 1-4
9回表: 平野選手- 3者凡退
9回裏: –
結果 ●1-4 完敗 3連敗
個人の評価
<投手>
△渡邉選手 試合は作るもチームにとって痛すぎる危険球
- 直球の平均球速は145.3キロといつもより控えめ。
右打者にはインコースを積極的につきフライを打ち上げるなど一定の成果はあった。
ただその分抜けたときに顔に行ってしまったといえる。(伏見選手は無事のようで安心)
左に対してはばらついてしまいストライクを取れずカットに頼る羽目になってしまった。 - 自慢のカットは今日も制球良く、カウントの起点に。
ただその分頼りすぎるきらいがありそこをT-岡田選手に読まれてしまったか。
球自体はいいので他の球の精度を上げていきたい。 - フォークも今日は投球の軸になったが精度が悪い。
1球も空振りが取れずそのほとんどがストライクゾーンにいってしまった。
ゾーンに行くフォークは半速球として危険だが渡邉選手はゾーンに投げる場面が目立つ。
ゴロを打たせる投球なのかもしれないがゴロにもリスクはあるので空振りを奪うフォークを身につけたい。 - カーブがあまりストライクを取れず無駄球になることが多かった。
ストライクが取れてなんぼなのにほとんどの試合でストライク率は50%を超えない。
もう少し精度をつけるまで控えてみてもいいだろう。 - 試合前の総評通り右打者はインコースを積極的につくことでほぼほぼ抑えきった。
相手の打線の半数が右打者で4回までで60球を切っていたので6回を投げ切ることも可能だったがそれも危険球でおじゃんに。
ただ試み自体はよかったので危険球は気を付けて欲しいがこの取り組みは続けて欲しい。
○水上選手
5回から緊急登板
無死ランナー1・2塁の大ピンチは抑えるも回跨ぎ後に失点。
回跨ぎ自体を批判するつもりはないが水上選手がこれまでに1.1イニング以上投げたのは1回のみ。
大ピンチの火消しをした後でもあるし相手は4番の杉本選手だった。
加えて昨日は勝ちパターンも使っておらず投手はいた状態だったのでわざわざ回跨ぎをさせる必要はなかったのではと感じた。
〇公文選手
無死ランナー2塁から登板。決勝点となる犠牲フライを打たれる
結果的に決勝点を与えてしまったが内容はゴロ3つあるなど悪くはなかった。
そもそも無死ランナー2塁は得点期待値が1点超えるためそこまで攻めきれるものではない。
◎増田選手
中継ぎ陣唯一の3者凡退
今日は制球良く、空振りこそないもののコースにビシビシ決まった。
✖森脇選手
T-岡田選手に痛恨の被弾
1球は見逃してくれたが2球目は見逃してくれず甘い直球を被弾。
本塁打は仕方ないがどちらかというとその前に死球で盗塁されるなど乱されたのが痛かったか。
今年は四死球率が高く9月は7イニングで5個も四死球を出している。
8月はかなりよかったので疲労がかなり効いてしまっているのだろうか。
・総評
全体的に悪くはないがよくもなく久しぶりに救援が被弾するなど我慢しきれなかったという印象。
ただ水上選手の項目で書いたが投手が豊富にいる(回跨ぎできる平井選手がいた)にも関わらず水上選手に回跨ぎさせたのは少し運用の迷いを感じさせる。
とはいえ1点で勝つというのは難しく、投手陣はここ6試合16失点と頑張っているので打線の奮起を待つしかない。
<野手>
〇中村選手
先制となる本塁打。
アベレージモードもいいがそれでは相手に怖さがなく四球も増えずにOPSが低くなる。
今日のように本塁打を打ってくれると打線にも活気は出てくるだろう。
ただここ5試合で8三振と少しミートしきれなくなっているのが心配なところ。
スパンジェンバーグ選手の代わりに上がってくる選手次第では少し休ませることも必要かも。
〇愛斗選手
8月28日以来の嬉しいヒット。
先日はファームで本塁も放っており調子が戻ってきたか。
スタメンに固定できれば守備の良さもあってかなりチームに貢献できるので頑張りたい。
・総評
今日も散発の4安打1得点と3試合連続で5安打以下ではどうしようもない。
秋山選手がいるといないという違いはあれど2019年には3試合連続5安打以下というのはなく今年は立て直し能力が低いように思える。
調子は選手個人で戻すものだとは思うがコーチがどれだけ貢献できているのか疑問に思えるほどだ。
今日の山崎選手の空振り率は6.5%と決して圧倒的ではなく、右打者に対しては高めに甘く来るときも多かった。
狙い球などで簡単に解決できる問題ではないと思うが、昨年から続く貧打に対して「主力が調子を戻せば…」という姿勢ではなくしっかりとした原因究明が待たれるところだ。
2軍結果(今日)
https://l-data-daily.com/blog/?p=190
データや画像はスポーツナビ1球速報のものを使用しました。
https://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2021000806/top
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