【ドラフト】2021年ドラフト会議でライオンズが指名するべき選手は誰か? ①【西武ドラフト2021】

2021年10月12日ライオンズ,考察データ分析,ドラフト,ドラフト2021,ドラフト会議,ライオンズ,西武 ドラフト,西武ライオンズ

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さてさてプロ野球ファンのお祭りの1つのドラフト会議が目前にまで迫ってきましたね。
(*゚▽゚*)ワクワク

ライオンズは現在5位と低迷しておりドラフトにかける期待というのも大きいのではないでしょうか。

実際ライオンズはドラフト上手と言われていますし、今年どんなドラフトをするのか気になる人も多いでしょう。
(・∀・)b 期待大!

今回の記事では現状のチーム状態と前回の記事で解説した
ドラフト理論(https://l-data-daily.com/blog/?p=108)

を用いてどんな指名をするべきなのかを考察していきたいと思います。

チームの状態

まずはチームの状態を確認し、強み弱みを確認していきます。下の図を見てください。

データはhttps://1point02.jp/op/index.aspxhttps://ranzankeikoku.blog.fc2.com/を参照

この図は各ポジションごとに戦力を評価したもので
上に出ているポジションほど強み、
下に出ているポジションほど弱みとなっています。

これを見ると概ね以下のことが言えます。

  • ショート・捕手は圧倒的な強みで走塁もプラス
  • セカンドとファーストも悪くはなく指名打者も弱みになっていない
  • 投手は先発・リリーフ問わず穴
  • 外野は3ポジションすべて大穴
  • 中村選手が主に守るサードも弱み

語弊を恐れずに言えば源田・森with外崎・山川選手のチームといっていいです。

このため補強の優先度としては投手、外野、サードが大きな候補となります。

しかしドラフト会議は年齢や利き手、打席の左右も指名な大きな要素となります。

そこで強みと弱みだけでなく年齢層も確認しましょう。以下の図を見てください。

この図は各ポジションとその年齢を表した図で、
ここから概ね

  • 若い投手が多いがその大半が右投手
  • 捕手は22歳以上が大半
  • 内野は全体的にバランスがいい
  • 外野も22歳未満は左打者が大半

というところが挙げられます。

このためバランスを考えた場合
若い(できれば高校生~大学生)左投手
それに高校生の捕手
右打者の外野手
が指名の大きな候補となります。

しかしこの年齢層は1軍戦力なのかどうかをあまり考慮しておらず、実態の戦力図とは差異があります。

なので1軍の戦力なのか、それとも育成枠なのかを考慮した年齢層も見ていきます。

(それぞれの色付けは筆者の感覚です・赤色は育成契約落ちなども含んでいます)

これを見ると全体的に1軍の主力といえる選手が、投手にしても野手にしても高齢化していることがわかります。

チームの強みともいえる捕手と内野も主力はほとんどが25歳以上であり、
森・源田・外崎・山川選手のFAが近いことを考慮するとこれらのポジションも投手や外野ほどではないですが
十分に補強したいポジションといえます。

以上のことからドラフトで指名したいポジションと年齢をあげると

  • 即戦力の投手(特に左)を複数
  • 高校生の捕手(森選手の後釜)
  • 即戦力の外野手(できれば右)
  • 将来のレギュラー候補の内野

というところが挙げられます。
特に優先度としては投手と外野の即戦力、
ついで森選手の後釜の高校生捕手と言えるでしょう。

それではこれから具体的に今年はどんな選手がいるのかというところを見ていきたいですが、

その前に大まかにどの順位でどのポジションの選手を指名するのか検討をつけておきます。

指名ポジションと順位の基準については前回の記事のhttps://l-data-daily.com/blog/?p=108で色々と語っているのでなぜその順位でその指名なのか疑問に思った場合は記事を見てください。

私の思う理想の指名順位とポジションは以下の通りになります。(投手は赤野手は青)
(指名する人数は2019~2020年ドラフトを参考に7人)

1位 大学生or社会人投手or即戦力外野
2位 高校生捕手or即戦力外野 1位が野手の場合投手

3位 大学生or社会人投手or将来の内野・外野(大学生以上)
4位 高校生or大学生投手
5位 社会人野手
6位 高校生投手
7位 大学生投手

育成指名(7人ぐらい指名したい)
基本的に投手(特に高校生多め)
余ってしまった大学生野手
独立リーグの選手

※高校生の捕手を2位にしているのは基本高校生野手は上位で獲得しないと厳しいためです。

※なので2年連続で野手ドラフトをするということのない限り高校生捕手と即戦力外野は2者択一になります。

※優先度としてはもちろん外野ですが外国人の補強ができるなら捕手もありかと思います。


ここまででなんとなく指名したポジションと指名順位は見えてきました。

しかし実際のドラフトは理論ではなく現実の問題です。

なので次からは実際のドラフト候補と理想の指名を併せつつどの選手を指名するべきか具体的に述べていきます。

2021年のドラフト候補

それでは現実とのすり合わせを行っていきましょう。

まずは今年のドラフト候補の特徴からです。

まず今年の全体的な総評としては

  1. 即戦力も高校生も左腕が豊富
  2. 高校生も各ポジションに上位指名が期待される選手が多い
  3. 即戦力系の野手はやや不足気味(去年が異常?)
  4. 即戦力投手は一定数はいる

と言えます。

外野手の補強がしたいライオンズとしては即戦力系の野手が不足しているのは少し残念ですが、
投手(しかも左投手)の補強はしやすいのはラッキーです。

野手の逸材を漏らさぬようきちんと上位を野手に使い、下位で多くの投手を指名していきたいところです。

では具体的に1位から順にどの選手を指名するといいのか考えていきます。

(※注意 これ以降は筆者の主観が多分に含まれます その順位でその選手はなくね? 
と思うかもしれませんがあくまで個人的な考えなので「ほーん」ぐらいで見てください)

まずはドラフト1位ですが1位と2位はペアで投手と野手1人ずつ獲得したいので一緒に考えていきます。

ドラフト1位と2位では即戦力投手か外野、もしくは高校生捕手を指名したいです。

特に左腕が少なくバランスが悪いことを考えると投手は左腕になるでしょう。

これらを踏まえつつ、個人的な主観を交えると、指名してほしい選手は以下の8人です。

(以下敬称略、また投手は赤・野手は青)

⓪選手名 ポジション 年齢など
・大まかな特徴
・今年の成績(https://draftrepo.blog.fc2.com/を参照)
・筆者の見解

①隅田 知一郎(西日本工業大)左投手 22歳

・最速150キロの本格派 基本先発で上武大戦では14奪三振を奪うなど支配力に長ける

・大学通算奪三振率は11.11とかなりのもの 半面四死球率は3.63と高め

・大学生で三振が取れる投手が欲しいならぜひ欲しい選手

ただし実際に映像を見たが球は荒れ気味で球数が多くなるタイプでもある

今年の秋でどれだけ制球が安定したかによって指名の優先度が大きく変化する投手

②佐藤 隼輔(筑波大) 左投手 22歳

・最速152キロを誇るバランスの良い本格派
 
・大学通算防御率1.46 奪三振率8.69 四死球率2.54

・安定感抜群で今年の左腕ならNO.1といってもいいだろう

三振も四球もバランスよくある程度プロでもやっていけそうな雰囲気がある

ただしとびぬけた武器があるタイプでもないので松本航選手のように伸び悩む可能性も

全体で見るより特定の球種のみに判定はしぼって指名は判断するべきか

③桐敷 拓馬(新潟医療福祉大) 左投手 22歳

・最速150キロを超える速球派 先発で十分に投げれる選手

・大学通算奪三振率11.62 四死球率2.92(今年の春は 奪三振率11.55 四死球率1.63 )

・隅田選手と同じくごりごり三振を奪える投手

特に今年の春に覚醒し制球も格段に安定しここ1年だったら佐藤選手も超えるかも?

あまり有名ではないが上記2人に負けない逸材で2位で取れたらかなり嬉しい

https://www.youtube.com/watch?v=e7uw1cEU5lk

④椋木 蓮(東北福祉大) 右投手 22歳

・最速154キロを誇る本格派。先発も救援もどちらもいけるタイプだが基本救援?

・今年の成績は26.2イニング 防御率2.36 奪三振率14.18 四死球率1.69 (先発は今年からなため)

・今年の大学生以上の右腕で個人的に最も買っている投手

なにより三振と四球のバランスが神で、これまで通算でも四死球率は1.18

救援ならば球速自体も150キロ近く安定して出るため左腕ではないが指名したい

2位で取ることができたら大変美味しい選手

⑤山田 龍聖(JR東日本) 左投手 21歳

・最速150キロを誇る本格派投手 先発も救援もいけるタイプ

・今年の成績 防御率1.08 奪三振率12.42 四死球率1.62

・西武2軍相手にも好投し注目度が上がっている投手

桐敷選手と同じく今年になって覚醒し制球力が格段に増した

チェンジアップがすっぽ抜ける癖はあるが全体的な能力は1位指名相応

⑥ブライト 健太(上武大)外野手 22歳 右

・身長184センチ スイングスピードの速い長距離砲

・今年春の成績 打率.380 OPS1.223 三振率8.3%

・出場は4年生からが主だがその成績は実践向き

選球眼もよく長距離砲のわりに三振も少ないアールマイティな打者

特に長打と三振率はプロで活躍するための最もわかりやすい試金石
その両方で好成績なのは超良好

https://www.youtube.com/watch?v=qk-eTDSqkr8

⑦正木 智也(慶應義塾大) 外野手 22歳 右

・1年生の時から活躍をつづけた慶応のスター

・大学通算成績 打率.299 OPS.931 三振率17.9%

・選球眼に優れ三振よりも四球が多い実践向き打者

長打力も十分で4年春のISOは.400とプロでも長打を武器にやっていける数値

ブライト選手に比べ少し三振が多いが通算を評価するならこっち

⑧松川 虎生(市和歌山) 捕手 18歳 右

・体重100キロに迫る長距離砲

・高校時代打撃成績 打率.460 OPS1.332 三振率1.3%

・長距離砲でありながら三振もほとんどしない非常に完成度の高い打者

有薗選手など高校生に逸材は多いがその中でも打撃は個人的に最も買っている

体重が重いがライオンズは伝統的におデブちゃんが多いので安心感もある


ちなみに予選だと2年ほど三振をしていない

以上が個人的に推したい候補たちになります。

優先度は
投手は 山田=桐敷> 椋木 >隅田=佐藤 (抽選のリスク込みで)

野手は ブライト=松川>正木


という風に考えています。(繰り返しますがあくまで個人の見解です!!)


具体的に指名を考えると
①1位に投手を指名した場合
1位 山田or桐敷
2位 松川 
 

②1位に野手を指名した場合
1位 ブライト
2位 山田or桐敷or椋木

(みんな指名されてたら…ドンマイ)

というのが私のドラフトの基本路線になります。

野手が2者択一になるのが苦しいですが両方投手にするとただでさえ枯渇してる野手がさらに苦境になるので1人は確保したいです。



それでは次から3位以下の指名について考えていきたいです…が
少し書くのに疲れたので3位以下は次回に回したいと思います(笑)。

3位以下の指名したい選手を投稿しました!!

3位以下はこちら⇩
https://l-data-daily.com/?p=273